Xで投稿するベストタイミング【日本向け完全ガイド】~ブログ・note流入とアフィリエイト効果を最大化する方法~

日本人向けX活用術
目次

本記事について

本記事は、海外のSNSマーケティングメディア「socialbu.com」で紹介されているX(旧: Twitter)の最適な投稿時間と運用ノウハウに関する情報を、日本国内向けに丁寧に翻訳・要約し、さらに以下のポイントを加味して再構成したものです。

  • 日本人ユーザーのX利用動向に合わせて最適な時間帯や曜日を検証
  • ブログやアフィリエイト運用に効果的な活用方法を加筆
  • 初心者〜中級者でも実践できる具体例や注意点を追加
  • ビジネス寄りでありながら、フレンドリーで読みやすい構成を意識

単なる翻訳記事ではなく、「Xを使ってブログやnoteに人を呼び込みたい人向けの実践記事」として仕上げています。この記事を読むことで、「どのタイミングで投稿すれば効果が出るのか?」「どんな内容ならクリックされやすいのか?」といった具体的な戦略がイメージできるようになることを目指しています。

X(旧: Twitter)で自分の投稿がなかなか目に留まらない…とお悩みではありませんか?Xは非常に流れが速いSNSで、ツイートの寿命はとても短いと言われます。

実際、ツイートの半減期(エンゲージメントが半分に落ちるまでの時間)は平均43分程度とも報告されており、せっかく投稿してもあっという間にタイムラインの下へ消えていってしまいます。この激流に埋もれないためには、フォロワーがオンラインでアクティブに反応してくれる時間帯を把握することが重要です。

Xは世界全体では月間アクティブユーザーが5億人以上、毎日2億人以上のユーザーがタイムラインをスクロールしていると言われます。日本もアメリカに次ぐX大国で、登録者数は7500万人以上(人口の約60%)と推定されています(worldpopulationreview.com)。これだけ膨大なユーザーがいる中で効率よくターゲットにリーチするには、「いつ投稿するか」がとても重要な戦略になります。

たとえば、ブログ記事の宣伝やnoteへの集客、あるいはアフィリエイトリンクの紹介など、Xを使ってより多くの人にコンテンツを届けたいと考えているなら、投稿のタイミングを工夫することは欠かせません。特に副業でブログを書いたりnoteで情報発信したりしている20~40代の方、学生や主婦でアフィリエイト収入を目指す方に役立つよう、本記事では日本市場を踏まえつつ初心者にもわかりやすくX投稿のベストタイミングを解説します。それでは、Xで投稿するベストな時間帯を一緒に見ていきましょう!

Xで投稿するベストな時間とは?

一般的にエンゲージメントが高まりやすいとされる時間帯は次の通りです(socialbu.com):

  • 月曜日: 午前9時~11時
  • 火曜日: 午前10時~正午(12時)
  • 水曜日: 午前11時~午後1時
  • 木曜日: 午前9時~正午(12時)
  • 金曜日: 午前10時~正午(12時)
  • 土曜日: 午前11時~午後1時
  • 日曜日: 正午(12時)~午後2時

最適な投稿時間はフォロワーの地域や業界、コンテンツの種類などによっても変わります。「この時間なら絶対大丈夫!」という万能な答えはありませんが、一般的に上記のような時間帯はユーザーのアクティブ率が高く、ツイートへの反応(いいね・リツイート・クリックなど)も得られやすい傾向があります。

特に平日(月~金)は午前9時~正午ごろに投稿すると良い結果を得やすいと言われます。中でも、水曜日と木曜日は他の平日よりユーザーの反応が良好で、より高いエンゲージメントを記録しやすい傾向があります。一方で週末(土日)は平日と少し様子が異なり、最適な時間帯が若干後ろ寄りになります。土曜日なら昼前後(11時~13時)、日曜日はお昼過ぎ(12~14時)が狙い目です。以下では曜日ごとに、なぜその時間帯が良いのかを解説していきます。

曜日別: X投稿のベストタイム

Xの最適投稿時間は曜日によっても異なります。平日と週末ではユーザーの行動パターンが変わるためです。それぞれの曜日の特徴とおすすめ時間帯を見てみましょう(socialbu.com)。

月曜日: 9~11時頃がベスト

月曜日は週明けで人々が仕事や学校に戻るタイミングです。週末明けで憂鬱になりがちな一方、現実逃避もあって月曜はXの利用が活発になりやすい曜日です。Statistaの調査ではXユーザーの約36.6%が25~34歳で、この層は通勤中や昼休みにしかSNSを見る時間がないというデータもあります。実際、月曜の朝は通勤電車の中や始業前のちょっとした時間、そして昼休みにXをチェックする人が多いようです。

このため、月曜日に最大限のエンゲージメント(反応)を得るには午前9時~11時の間にツイートするのが効果的です。週末に書き上げたブログ記事の紹介ツイートなどは、この時間帯に投稿して週明け早々から多くの人に見てもらうと良いでしょう。

火曜日: 10~12時頃がベスト

火曜日は一般的に週でもっとも仕事が忙しい日と言われます。週初めの業務に追われ、ユーザーもXをチェックする時間が月曜よりさらに限られる傾向があります。しかしその分、短い休憩時間にリラックス目的でタイムラインを覗く人もいます。そこで午前10時~正午(12時)頃が火曜の狙い目になります。この時間帯は「ひと仕事終えたし、ちょっとSNSでも見て一息つこう」という心理でXを開くユーザーが増えるためです。

水曜日: 11~13時頃がベスト

週の真ん中、水曜日になると人々も仕事や学校のペースに慣れてきて、お昼休みに一息つく余裕が出てきます。そのため11時~13時頃(昼前後)にアクティブユーザーがグッと増加します。実際、SocialBuが水曜日のこの時間帯に投稿したツイートでは高いエンゲージメントが得られ、水曜はエンゲージメントが2番目に良い曜日だと確認できたそうです。つまり、水曜は「昼休み」に合わせて投稿することで強い反応を期待できる日です。

木曜日: 9~12時頃がベスト

週も終盤に近づく木曜日は、週内の仕事がだいぶ片付き、少し心に余裕が出てくるタイミングです。そのため午前中、9時~正午頃にかけてXを閲覧する時間が増え、エンゲージメントも上がりやすくなります。木曜は「あと1日頑張れば休みだ」という開放感も手伝って、情報収集や交流のためSNSに目を通す人が多いのでしょう。この時間帯に合わせて発信することで、より多くのユーザーにリーチできます。

金曜日: 10~12時頃がベスト

金曜日は週末前のワクワク感もあり、午前中後半(10時~正午頃)にXを積極的に使う人が多い傾向があります。週末の予定を立てながらSNSをチェックしたり、週末向けの情報収集をしたりするためです。ただし、金曜の夕方以降(16時以降)はエンゲージメントが落ち始めます。仕事終わりに向けて皆がオフラインの活動(退勤準備や帰宅、飲み会の計画など)に意識を向けるからです。つまり、金曜日に投稿するなら午前中から正午過ぎまでに集中させ、夕方以降は避けるのが無難です。

💡豆知識: SocialBuの分析によれば、実際に金曜の午前帯に投稿したツイートは高いパフォーマンスを示しました。一方、金曜夕方以降の投稿はあまり伸びなかったとのことです。金曜日は午前~お昼のうちに勝負をかけましょう。

土曜日: 11~13時頃がベスト

土曜日は平日と生活リズムが大きく変わる人も多いでしょう。土曜の朝は平日の疲れを癒やすためゆっくり過ごす人が多く、SNSチェックもややスローペースです。しかし昼近く~午後早め(11時~13時頃)になると、「さて、今日はどんなニュースや話題が出ているかな?」とXを開き始める人が増えます。週末のお出かけ情報やトレンドを知りたい人もいるでしょう。そのため、土曜日はこのお昼前後の時間帯に投稿するのが効果的です。朝早すぎるより、少しゆっくりめのタイミングを狙いましょう。

日曜日: 12~14時頃がベスト

日曜日は週末の中でも特にリラックスした一日です。多くの人は午前中は家でのんびり過ごし、お昼過ぎ(12~14時頃)に「そろそろSNSでもチェックして来週の準備を始めようかな」という気分になります。この時間帯にXを開き、友人の投稿やニュースを一通り眺めて月曜に備えるわけです。したがって、日曜に投稿するなら昼下がりを狙うと効果的です。週が始まる前にSNSをチェックするユーザーの目に留まりやすく、あなたのコンテンツが閲覧されるチャンスが高まります。

なぜこれらの時間帯が効果的なのか?

平日と週末でベストタイムが異なる理由を整理してみましょう。

  • 平日: 社会人や学生は日中の予定(仕事・授業)の合間にXを見ることが多いです。特に午前中後半からお昼にかけて、休憩時間にスマホをチェックするためエンゲージメントがピークになります。仕事中でも「ちょっと一息」とコーヒーブレイク時にTLを眺める人が多いのです。
  • 週末: 人によって過ごし方が様々で平日ほど一律ではありませんが、それでもお昼前後~午後早めにスマホを手に取ってSNSを確認する人が多いようです。午前中は家族や趣味の時間に充て、昼食前後に「さて今日は何が起きているかな」とXを開く、といった行動パターンです。そのため土日ともにお昼頃が投稿の狙い目となります。

X投稿に最適な曜日・避けるべき曜日は?

曜日によってXユーザーの活発度には微妙な差があります。ある曜日は他の日よりエンゲージメントが高く、逆に別の曜日は低め、という傾向が各種調査から見えてきます。これは曜日ごとのユーザーの生活リズムや仕事量の違いが影響していると考えられます。

結論から言えば、月曜日が最もXで反応が得られやすい曜日とされています。アメリカのある調査では、オフィス従業員は勤務時間のうち実質31%程度しか生産的に働いておらず、週明けの月曜は集中力が散漫になりがちなのでその分Xを覗いてしまう人が多いのかもしれません。またSocialBuがLinkedIn上で行った投票でも、「X投稿に最適な曜日」として月曜が42%でトップ、次いで水曜28%、金曜20%という結果でした。逆に土曜・日曜は合計10%程度しか支持が集まらず、週末はエンゲージメントが低いことが裏付けられています。

水曜日はお昼の休憩時間帯に一時的にX利用が増えるため、エンゲージメントが高まりやすい日です。火曜日も「忙しい日」とはいえ、遅めの午前や午後早めにかけて比較的ユーザーが戻ってきやすく、平日の中では良いほうの曜日と言えます。一方、土日など週末はXの利用が落ち込みやすく投稿への反応も平日比で低調になりがちです。

とはいえ、週末に絶対投稿してはいけないわけではありません。 あなたのフォロワー層が平日忙しい社会人であれば、むしろ週末しかまとまった時間にTLを見ない可能性もあります。一般的に「週末は反応が鈍い」と頭に入れつつも、自分のオーディエンスの特性によって戦略を調整してください。また、後述するように商材によっては週末に効果を発揮するケースもあります(例:ショッピング目的のユーザーは日曜に活発になる等)。ですので、自分のテーマにおける例外パターンも視野に入れつつ曜日ごとの傾向を活用しましょう。

日本と世界の地域別に見る最適時間帯

フォロワーのいる地域(タイムゾーン)によって、「最適な投稿時間」は当然ながら異なります。日本国内向けであれば日本時間(JST)で考えれば問題ありませんが、もし海外のフォロワーが多かったり英語で発信していて外国人読者を狙っている場合は、その国・地域の時間帯に合わせて投稿スケジュールを調整する必要があります。例えば、アメリカのフォロワー向けなら米国時間の朝に合わせてツイートを予約投稿するといった具合です。ここでは参考までに、いくつかの地域別傾向をご紹介します。

日本(JST)

日本は世界でも有数のX利用国であり、利用者が最も多くアクティブになるのは朝の通勤時間帯昼休みです。多くの日本人ユーザーは通勤電車の中でニュースチェックを兼ねてXを見る習慣があり、またお昼休みには昼食をとりながら再度タイムラインをチェックします。通勤電車内という限られた暇つぶし時間や、昼休みのひとときがX利用のピークなのです。

また、日本では夜間(20~22時頃)にもXを閲覧する人が増える傾向があります。仕事や家事が一段落した夜、テレビを見ながらスマホでXを開く、といった行動です。ドラマの実況ツイートやスポーツ中継の盛り上がりなども、日本では夜に多く見られる現象ですよね。以上を踏まえると、日本のフォロワー相手には朝7~9時昼12時前後夜8~10時あたりが一つの目安となります。

北米(米国)

米国は約1億人超とXユーザー数世界一の規模を誇ります。アメリカの場合、出勤直後の朝8~10時(現地時間)にXのエンゲージメントが最も高くなります。東海岸(ET)のニューヨークやワシントンD.C.では、朝の仕事準備をしながらニュースチェックでXを見る人が多いようです。一方、西海岸(PT)のシリコンバレーやLAではタイムゾーンの関係で3時間遅れますが、やはり朝の通勤・始業時刻(7~9時頃)にユーザーの動きが活発になります。

ヨーロッパ

ヨーロッパでも傾向は似ています。例えばイギリス(GMT)では、朝の通勤時間帯(8~10時)ランチタイム(12~13時)がX投稿の効果的な時間です。フランスやオランダなど大陸ヨーロッパ各国でも、午前中の仕事始め前後にXエンゲージメントがピークを迎える傾向があります。ヨーロッパ向けに発信する場合は、現地時間の午前中~お昼に合わせると良いでしょう。

その他アジア地域

アジアでは、例えばフィリピン(GMT+8)では朝の通勤と昼休みがやはりX利用の山場になります。インド(GMT+5:30)では利用者数が多いこともあり、始業時とオフィスアワー後(夕方)にエンゲージメントが高まると報告されています。中国本土ではXは規制されていますが、VPN等でアクセスできる一部のユーザーはお昼休みに利用する傾向があるようです。

☝️ 海外向け発信のポイント: 海外向けに発信している場合、自分の現地時間に頼らず「フォロワーの現地時間」で考えることが大切です。例えば日本時間の深夜2時でも、アメリカ西海岸では朝9時かもしれません。そうした時差を意識してツイートをスケジュールすることで、グローバルなオーディエンスにも効果的にリーチできます。

投稿コンテンツの種類別: 最適な時間帯

投稿するコンテンツの種類(テキストのみか画像付きか、動画か、等)によっても最適な時間帯は変わってきます。Xには様々な興味関心を持つユーザーがおり、コンテンツのタイプごとにアクティブになる時間帯が異なるためです。自分が投稿しようとしている内容に合わせて、どの時間ならより多くの反応が得られそうか考えてみましょう。

イラスト・アート作品を投稿する場合

クリエイターやアーティストが自身のイラストやアート作品をXに投稿する場合、ユーザーが比較的自由時間を持てるタイミングを狙うと効果的です。具体的にはユーザーが朝の通勤中にスマホで眺めたり、週末前で気持ちが軽くなる平日早朝金曜の終業後が好まれる傾向があります。週明けの月曜朝は通勤電車の中で画像コンテンツをゆっくり鑑賞する人も多いですし、金曜の夕方~夜は「花金」でリラックスしてTLを眺める人が増えます。こうした時間帯に合わせて作品を投稿すると、より多くの人の目に留まりやすいでしょう。

画像(写真)を投稿する場合

画像付きツイートは視覚的にパッと目を引くため、お昼休みなど日中のスキマ時間に特に強い効果を発揮します。仕事の合間や通学途中のちょっとした休憩時間にタイムラインを眺めているユーザーの視線を、写真の鮮やかさで捉えることができるからです。実際、画像を添付した投稿はテキストのみの場合に比べクリック率が18%高く、リツイートも150%多くなるというデータもあります。したがって、もしブログ記事のリンクをツイートする際なども、お昼時に写真付きで投稿すればより多くのクリックを期待できるでしょう。

動画を投稿する場合

動画コンテンツは比較的まとまった視聴時間が必要なため、ユーザーが腰を据えて閲覧できるタイミングで最大の効果を発揮します。具体的には週の中頃や週末、少し時間に余裕のあるタイミングが狙い目です。Xでは82%のユーザーが動画コンテンツに積極的に反応するというデータがあり、さらに動画付きツイートは動画なしに比べエンゲージメントが10倍に達するとの報告もあります。それだけ動画は注目度が高いということです。したがって、エンゲージメントを稼ぎたい場合は水~金の中盤以降や土日に動画付きツイートを投入してみると良いでしょう。

テキストのみのツイートを投稿する場合

テキストだけのツイート、いわゆる「つぶやき」投稿は、意見表明や議論を促す内容が多いです。そのため仕事の休憩中のように、ユーザーがちょっとした合間に他人の意見交換に参加できる時間帯に投稿すると良いでしょう。例えば昼食後のひと息つく時間帯や、夕方の休憩時間など、頭を切り替えるタイミングにテキストツイートが流れてくると「ちょっと議論に加わってみようかな」と思ってもらいやすくなります。

アンケート(投票)を投稿する場合

Xの投票機能(アンケート)は、ユーザーがワンクリックで気軽に参加できるお手軽なインタラクションです。そのため多くのユーザーがアクティブになる平日朝に実施すると高い参加率が期待できます。ある調査では、投票機能を活用するとエンゲージメントが最大86%も向上するとの結果も出ています。特に朝の通勤前後は「今日のニュースは何かな?」とTLを見る人が多いので、そうした時間に簡単なアンケートを投稿してみると良いでしょう。簡単な質問でも、多くの票が集まればそれだけ注目度も上がります。

スレッド(連投ツイート)を投稿する場合

スレッド投稿(複数のツイートを連結して長文のストーリーや解説を投稿する手法)は、ユーザーがじっくり読める時間帯に投稿するのがポイントです。例えば月曜日は週の始まりでニュースや情報をまとめてキャッチアップしようとする人が多く、長めの内容を読むのに適した日と言えます。X社の調査でも、スレッド投稿は通常の単発ツイートよりユーザーの関与(エンゲージメント)を促進しやすいことが示唆されています。月曜の朝にちょっと長めの読み物系ツイートを投稿して、「今週も頑張ろう」というモードのフォロワーにアピールするのも一つの戦略です。

ミーム・ネタ画像を投稿する場合

いわゆるミーム画像やおもしろネタ系のコンテンツは、ユーザーが仕事の合間にクスッと笑いたいときや、週末にリラックスしているときに好まれます。Statistaの調査によれば、Xユーザーの3人に1人は「おもしろコンテンツ」を求めているそうです。特に仕事週の終わりで皆が開放的になる金曜の午後は、ミーム画像への反応が得られやすい時間帯です。週末を目前に控えた金曜の昼下がりにウケ狙いのネタ画像やジョークを投稿すれば、「今週もお疲れ様!」という空気の中でフォロワーに笑いを提供でき、エンゲージメントも高まりやすいでしょう。

GIFアニメーションを投稿する場合

GIFアニメーション(短いループ動画)は手軽に楽しめるエンタメ要素として、ユーザーがちょっとした気晴らしを求めている時間帯によく見られます。例えば朝の通勤前後や、午後の小休憩のタイミングです。パッと見てすぐ笑えたり驚けたりするGIFは、忙しい合間の気分転換にちょうどいいですよね。調査ではGIF付きツイートは無しのものに比べエンゲージメントが55%増加するとも報告されています。したがって、短時間で見られるGIFをうまく活用すれば、忙しいフォロワーの目にも留まりやすく、反応を得やすいと言えます。

名言・引用を投稿する場合

自己啓発的な名言心に響く引用ツイートは、週の半ばでモチベーションが欲しいタイミングに特に響く傾向があります。火曜・水曜あたりの朝にポジティブな引用を投稿すれば、「よし、残りの週も頑張ろう」という読者の心に刺さりやすいでしょう。実際、水曜日は「週の谷間」で少し気分が落ち込みやすい時期ですが、朝一番に目にした前向きな言葉がその日の活力になることもあります。こうした名言系コンテンツは、週の中頃の朝に投入してみる価値があります。

プロモーション・広告系の投稿をする場合

広告や商品プロモーションなど宣伝目的のツイートの場合、ユーザーがビジネスモードに入っている週の序盤~中盤に投稿するのが効果的です。調査によれば、月曜や週の中頃(水曜~木曜)にビジネス系のエンゲージメントが高まる傾向があり、このタイミングが新商品の告知やサービス紹介などには適しています。たとえば月曜の朝に「今週のセール情報!」といったツイートを流せば、仕事スイッチが入ったフォロワーに対して効率よくリーチできるでしょう。逆に金曜の夕方~週末は娯楽モードになる人が多いため、あまり硬い宣伝は刺さりにくくなります。アフィリエイトで商品リンクを紹介する場合も、こうした平日早めの時間帯を狙うと効果的です。

業界・ニッチ別: ベストな投稿時間

自分の活動する業界やニッチ(分野)によっても、フォロワーがアクティブになる時間帯は異なります。ターゲット層がどんな生活リズムで動いているかを考え、その人たちに合わせた投稿時間を選ぶことが大切です。以下にいくつかのジャンル別の傾向を紹介します。

起業家・ビジネス層

ビジネス関係者や起業家は、朝早くから業界ニュースをチェックし、通勤前後にXで情報交換をすることが多い層です。B2B向けのコンテンツや経営に役立つ情報を届けたい場合、この平日早朝が狙い目になります。The Social Shepherd社の調査では、B2Bマーケターの82%がXをコンテンツ配信に活用しているとされ、平日朝にビジネス層へ情報発信することで効率的にリーチできることがわかります。朝一番に業界トレンドや経営ヒントなどをツイートすると、出勤前にタイムラインをチェックしている経営者やビジネスマンの目に留まりやすいでしょう。

クリエイター・アーティスト層

デザイナーやイラストレーターなどクリエイティブ職の人々や、そのフォロワー層は、午前の中盤仕事後の夜にXで活動することが多いです。午前10~11時頃、ひと段落ついたタイミングで創作系アカウントの投稿に目を通したり、あるいは自分の作品を披露したりします。また仕事終わりの夜にも、「今日作ったものをアップしよう」と作品画像を投稿するケースが多いようです。同じクリエイター仲間との交流も活発になるのがこの夜の時間帯です。創作系の発信をするなら、フォロワーも比較的余裕のある午前10時台平日夜を狙うと良いでしょう。

政治・ニュース系

政治ニュースや社会問題に関するコンテンツは、ユーザーが日中に最新情報を追っている時間帯に議論が活発になります。職場でも昼過ぎになると同僚と政治談義を始める人もいるくらいで、平日午後の早い時間(昼下がり)はこうしたトピックが盛り上がりやすいです。実際、Backlinkoの調査によればXユーザーの60.6%が政治ニュース収集のためにプラットフォームを利用しているとのことで、Xは主要な政治討論の場となっています。従って政治・時事系の発信をするなら、ニュースが更新され議論が起こりやすい平日お昼~午後に投稿すると参与してもらいやすいでしょう。

EC・小売(通販)

商品紹介やオンラインストアの宣伝などEC分野では、週末の午後にユーザーがアクティブになる傾向があります。多くの人が買い物の時間を取りやすい日曜のお昼頃がベストとのデータもあります。Digital Marketing Instituteの報告では日曜午前11時がECコンテンツ投稿に最適とされており、またBacklinkoによればXユーザーの34.9%が新商品の発見にXを使っていて、その多くは週末に活動するとのことです。つまり、日曜日の昼前後は「ネットで商品を探そうかな」というユーザーにリーチするチャンスです。アフィリエイトで商品リンクを紹介する方も、セール情報などは日曜のお昼にツイートするとクリックや購入につながりやすいかもしれません。

非営利・社会活動

NPOや社会的なキャンペーンなどのコンテンツは、平日の朝に投稿するとユーザーの共感を得やすい傾向があります。多くの人が朝ニュースを見て心を動かされた直後にXを開き、関連情報を共有したり寄付の呼びかけに反応したりするためです。「朝一番に善意のスイッチが入る」とも言えます。したがって社会貢献やチャリティ系の発信は平日の朝~午前中に行い、朝のニュース効果が熱いうちに届けるのが効果的でしょう。

テック・SaaS

テクノロジーやSaaS(クラウドサービス)系の話題は、平日の日中、特に週の中頃にエンジニアやテック愛好者のエンゲージメントが高まります。週半ばには仕事のピークも過ぎて多少余裕が出てくるため、技術系の記事やプロダクト情報をチェックする人が増えるのです。水曜~木曜あたりのオフィスアワー中にテック系ニュースを流せば、「ちょっと休憩がてら面白い技術ネタでも読むか」というフォロワーにキャッチされやすいでしょう。最新IT情報やプログラミングのTipsを発信するアカウントなら、ぜひ平日昼間~午後に投下してみてください。

エンタメ・ポップカルチャー

映画・音楽・芸能などエンタメ系のコンテンツは、ユーザーが余暇を楽しむ週末に特に高い反応を得ます。SocialBuの調査によれば、人々の34.8%が娯楽目的でXを利用しており、その傾向は土日になると一層強まります。日本でも、土日の夜にはテレビ番組の実況ツイートやライブイベントに関する投稿が急増しますよね。エンタメ系の発信をするなら、フォロワーが時間に余裕のある週末の夕方~夜に狙い撃ちするのがおすすめです。例えば最新映画の感想を投稿するなら土曜の夜に、音楽アルバムの紹介なら日曜の午後~夜に、といった具合に週末のんびりタイムを狙いましょう。

フィットネス・健康

フィットネスや健康に関する投稿は、ユーザーが実際に運動する早朝仕事後の夕方~夜に閲覧・反応されやすいです。多くのフィットネス愛好家は朝の運動前後や退勤後にモチベーションとなる情報をXで探します。「朝活」でジムに行く前にトレーニング動画をチェックしたり、仕事終わりにダイエットレシピを漁ったりするわけです。このため、フィットネス系・健康系の情報はユーザーがアクティブな平日早朝夕方18~20時頃に投稿すると良い反応が得られるでしょう。例えば朝7時台に「今日のストレッチメニュー」をツイートすれば出勤前の読者に見てもらえますし、夜19時に「お疲れのあなたに簡単ヨガ動画!」と投稿すれば帰宅後のフォロワーの目に留まりやすいです。

スポーツ

スポーツファンは試合やイベントのリアルタイムに合わせてXで盛り上がる傾向があります。試合中にハッシュタグで議論したり、得点シーンですぐ実況ツイートしたり、Xはまさに「オンラインのスポーツバー」状態になります。そのため、スポーツ関連の情報発信は試合やイベントの時間帯がエンゲージメントのピークです。例えばサッカー日本代表戦の夜には関連ツイートが爆発的に増えますし、F1レース開催中はハッシュタグで考察する投稿が増えます。また、一般的には試合直前の金曜早朝(週末の試合を前にファンが情報収集する時間)もスポーツ話題が注目されるというデータがあります。調査によれば71%ものスポーツファンがXで試合をフォローするとされ、Xはスポーツ実況・議論の主戦場となっています。スポーツ系の情報を発信するなら、必ず試合日程やイベント開催時間に合わせて投稿し、ファンの熱気に乗り遅れないようにしましょう。

教育・オンライン学習

教育やEラーニング関連の内容は、平日の仕事時間内に見られることが多く、週末はあまり好まれません。土日にまでお勉強モードになりたい人は少ないため、学校・資格・学習ネタは平日の日中に投稿するのが無難です。例えば学生向け情報なら放課後の夕方より授業間の昼休みの方が見てもらいやすいですし、社会人の自己啓発ネタなら勤務時間中の昼休憩や午後の息抜きタイムに投下すると良いでしょう。逆に土曜の夜に資格試験の勉強法を投稿しても、皆娯楽に走っていて反応が薄い可能性があります。

旅行・観光

旅行や観光情報は、人々が旅行計画を立てたり旅への思いを巡らせる週末にエンゲージメントが高まります。特に土日の朝~昼にかけて、「次の連休はどこ行こうかな」「そろそろ旅行したいな」とXで情報収集する姿が見られます。旅行先の写真やお得な航空券情報など、インスピレーションを刺激するコンテンツは週末に投入してみましょう。例えば、土曜の朝に「おすすめ夏旅スポット10選!」とツイートすれば、多くの人がコーヒー片手に読んでくれるかもしれません。休暇シーズン前などは特にこの時間帯に旅のコンテンツを流すと反応が良いでしょう。

「最適な投稿時間」は本当にあるの?

ここまで紹介してきたように、データ上はXにはエンゲージメントが高まりやすい時間帯があります。しかし、「いつ投稿するのがベストか」はあくまで目安であり、最終的にはあなたのフォロワー層やコンテンツ次第で変わってきます。Xで最大限の効果を出すには他にも考慮すべき要因がたくさんあります。いくらベストな時間帯に投稿しても、内容がつまらなければユーザーは反応してくれませんし、逆に内容が良ければ多少時間が外れてもRTされて広まることもあります。

言い換えれば、「ベストな投稿時間」は存在しますが、それは他の条件も整ってこそ活きるものです。そこで最後に、エンゲージメントを高めるために重要なその他のポイントを押さえておきましょう。

  • コンテンツの質を高める: フォロワーにとって価値のあるツイートかどうかが最も重要です。ただ単にタイミングが良いだけでは不十分で、ユーザーの悩みを解決したり興味を引く有益な情報魅力的な話題を提供しましょう。投稿内容に満足してもらえれば、自然とエンゲージメントも高まります。
  • フォロワーとの交流(エンゲージメント): 自分の発信だけでなく、フォロワーからの返信やコメントに積極的にリアクションしましょう。他の人の投稿をリツイートしたり「いいね」したりするのも効果的です。こうした双方向のコミュニケーションを取ることで、あなたのツイートはフォロワーのフィードで上位に表示されやすくなります。逆に、一方通行の発信ばかりだとフォロワーの興味は薄れ、企業アカウントの場合は3週間で15%ものユーザーがフォローを外してしまったというデータもあります。SNS上では信頼関係づくりが大切です。
  • 投稿の継続性(コンスタントさ): 安定して定期的にツイートを続けることも重要です。たとえ最適な時間帯がはっきり掴めていなくても、毎日コンスタントに情報発信しているアカウントは、Xのアルゴリズムによってユーザーのフィードに表示されやすくなります。逆に更新が少ないと存在感が薄れ、せっかくのフォロワーにも見逃されてしまうでしょう。「この人は最近よく見るな」という状態を維持することが、エンゲージメント向上につながります。

投稿頻度はどのくらいが良い?

タイミングと同様に気になるのが「1日にどれくらいツイートすべきか」という点です。実は、投稿頻度もエンゲージメントに影響します。Xユーザーは平均して1日わずか34分しかプラットフォームに滞在しないとも言われ、その短い時間に自分の投稿が目に触れる機会を増やすには、投稿数をある程度確保する必要があります。頻繁に投稿すればそれだけ他人のタイムラインに露出するチャンスも増え、見てもらえる可能性が高まります(Xはタイムラインの流れが速いので特に有効です)。

とはいえ、量が質をおろそかにしてしまうと逆効果です。役に立たない投稿を大量に流せばフォロワーはミュートしたりフォローを外したりしてしまいますし、逆に発信が少なすぎると存在自体を忘れられてしまいます。質と量のバランスが肝心です。

目安として、研究ではXの推奨投稿頻度は1日あたり3~7ツイートとされています。これはあくまで一般的な目安なので、自分の運用スタイルやフォロワーの反応を見て調整して構いません。しかし全く投稿しない日が続くのは避け、少なくとも毎日数ツイートはすることをおすすめします。ある程度コンスタントにツイートすることで、「常にフォロワーの目に留まる状態」を作り出し、エンゲージメントやフォロワー維持率を高めることができます。

年間を通じたXの盛り上がり時期

他のSNSと同様、Xのエンゲージメント(ユーザーの反応率)は一年中一定というわけではありません。月ごとや季節ごとに高まったり落ち着いたりといった変動があります。年明けや年度変わりには活発になったり、夏場に一時的に落ち着いたりと、いくつかのパターンが見られます。こうした季節要因を押さえておくと、タイミング戦略の参考になるでしょう。ここでは年間の傾向として代表的なものを紹介します。

月ごとの傾向

  • 1月(年始): 新年がスタートする1月は、ユーザーが「今年こそ○○しよう!」といった新年の抱負を語ったり、年末年始の出来事を共有したりするためX上の活動が活発になります。特に元日には前年を振り返る投稿や新年の決意表明ツイートが急増し、タイムラインが賑やかになります。
  • 4月(春): 新年度の始まりであり、環境の変化が多い4月は話題も豊富です。グローバルに見ると4月22日のアースデー(Earth Day)に代表される環境系キャンペーンが盛り上がり、サステナビリティやエコに関する投稿が増えます。日本では同時に入学・入社シーズンで、新生活に関する投稿も増える時期です。
  • 7月~8月(夏): 夏真っ盛りのこの時期は、休暇で人々が家を離れることもあり、Xの利用はやや減少傾向になります。特にエンタメや旅行以外の分野ではエンゲージメントが少し落ち着くことがあります。日本でもお盆休みなど長期休暇中はSNSから離れてリフレッシュする人が多いかもしれません。ただし逆に旅行先から写真を投稿したり、夏フェスの実況ツイートなどが増える時期でもあります。
  • 11月~12月(年末): 秋が深まり年末が近づく11~12月は、ホリデーシーズンに突入します。海外では感謝祭(11月)やクリスマス(12月)が盛大に祝われ、日本でもクリスマスや年越しの雰囲気で街もSNSも華やぎます。プレゼント自慢やイベント報告、年末セールの宣伝などが増え、X上のアクティビティも活発化します。一方で年が明けるとホリデー疲れか少し投稿が落ち着く傾向があるので、1月上旬はやや静かになるかもしれません。

主要な祝日とその影響

大きな祝日や祭日の前後には、多くのユーザーがXで体験や感想を共有するためエンゲージメントが跳ね上がります。

  • 元日(1月1日): 前述の通り、新年を迎えたタイミングはX上でも特別な盛り上がりを見せます。年越しの瞬間には「あけおめツイート」が飛び交い、初日の出や初詣の写真がタイムラインを埋め尽くします。新年の挨拶や抱負を語る投稿は非常に高いエンゲージメントを得ます。
  • クリスマス(12月25日前後): 日本ではクリスマスは家族団らんより友人や恋人と過ごすイベントですが、それでもクリスマス関連のツイートは増加します。恋人と過ごす人はディナーやプレゼントの写真を、家族と過ごす人はケーキやイルミネーションの写真をアップし、TLが華やかな雰囲気になります。企業公式アカウントもクリスマスメッセージを投稿したりキャンペーンを行ったりするため、全体的に活発になります。
  • ハロウィン(10月31日): 近年日本でも定着したハロウィンでは、仮装パーティーやイベント参加の報告ツイートが急増します。コスプレ写真や街の様子を投稿する人が多く、エンタメ・ファッション系の盛り上がりが顕著です。渋谷の様子などがニュースになることもあり、その関連投稿も含めハロウィンはX上でも一大イベントとなります。

こうしたイベント時にタイムリーなネタを投稿すれば、多くの人の目に触れるチャンスです。実際、Xユーザーの79%は何らかの企業ブランドをフォローしているとのデータもあり、企業も祝日に合わせたキャンペーンツイートを打ち出しています。もちろん個人でも、例えばハロウィン当日にコスプレ写真を投稿すれば普段より反応が得られるでしょう。ただ、祝日が終わって人々が日常に戻ると一時的に反応が落ち着く点には注意です。イベント直後は燃え尽き症候群のようにTLも静かになるかもしれません。

社会的キャンペーン・記念日の活用

年間を通して、各種の記念日啓発デーに合わせてX上で盛り上がりが起きます。これらは企業や団体がキャンペーンを行ったり、ユーザー個人が賛同のツイートを拡散したりすることで、一時的に関連話題の投稿が急増する現象です。

  • アースデー(4月22日): 地球環境を考える日として世界中でイベントやキャンペーンが行われ、Xでも環境問題に関する投稿がトレンド入りします。サステナビリティ、気候変動、プラスチックゴミ削減など、環境保護にまつわる内容がタイムラインを席巻します。環境に関する商品やサービスを扱っている場合、この日に合わせて情報発信すると注目度が上がります。
  • 国際女性デー(3月8日): ジェンダー平等や女性の権利向上を訴える投稿が世界的に増える日です。日本でもハッシュタグ「#InternationalWomensDay」や「#国際女性デー」が毎年話題になります。この日に関連する社会的メッセージや自社の取り組みをツイートする企業も多く、共感を呼びやすいです。
  • メンタルヘルス啓発週間(5月頃、国・地域により異なる): 心の健康に関する情報共有や体験談のツイートが増えます。特に近年はメンタルヘルスへの関心が高まっているため、専門家や支援団体の投稿が注目されたり、多くのユーザーが自身の経験を語ったりします。
  • 乳がん啓発月間(ピンクリボン運動、10月): 10月は世界的に乳がん啓発月間とされ、X上でもピンクリボンに関連した投稿が増加します。プロフィール画像にピンクリボンを付ける人がいたり、検診を呼びかけるツイートが多く見られます。

このような社会的ムーブメントに自分の発信内容がマッチするなら、そのタイミングを逃さず投稿することで大きな関心を集めることができます。ユーザーは今まさに興味を持っている話題には反応しやすいものです。逆に言えば、関連性の薄い投稿はこうした期間中は埋もれてしまう可能性もあるため、タイムラインの空気感を読んで発信内容やタイミングを調整しましょう。

ポップカルチャーイベント・トレンド

映画祭やスポーツ大会、政治イベントなど、大規模なイベントの開催期間はXも特別な盛り上がりを見せます。

  • アカデミー賞・グラミー賞(映画・音楽の賞レース): 授賞式の開催日にレッドカーペットのファッションや受賞結果についてリアルタイムの議論が巻き起こります。日本では時差の関係で平日昼間になることもありますが、映画ファン・音楽ファンは仕事中でもTLを追っていたりします。
  • オリンピック・W杯・スーパーボウル(スポーツの祭典): これらの期間中、Xはライブ観戦の熱気であふれます。試合の感想やハイライト動画が即座に共有され、関連ハッシュタグが世界中のトレンド上位を占めます。スポーツ好きならTLから目が離せない時期ですね。
  • 選挙・国際会議(政治イベント): アメリカ大統領選や主要国の選挙、G7などの国際会議が開かれると、X上でも政治談義が白熱します。普段政治に関心の薄い人もこの時ばかりはニュースに注目し、意見をツイートするため投稿量が一気に増えます。

このようなビッグイベントに関連するコンテンツを持っているなら、それに合わせて投稿するのが効果的です。例えば映画情報サイトを運営しているならアカデミー賞の当日に受賞結果をまとめてツイートすれば大きな反響が期待できますし、スポーツブログならオリンピック期間中は連日話題提供することで多くのアクセスを集められるでしょう。ただし、まったく無関係の宣伝ツイートなどはこうしたイベント時には埋もれやすいので注意が必要です。タイムライン全体の話題に沿った発信を心がけるのも、タイミング戦略の一環と言えます。

自分のフォロワーに最適な時間を見つけるには?

ここまで一般論としての「ベストな時間帯」を解説してきましたが、最終的にはあなたのフォロワーに合わせて調整することが重要です。つまり、分析とテストを繰り返して自分のアカウントに最適な投稿タイミングを見極める必要があります。以下に、その方法をステップごとにまとめます。

フォロワーの活動時間を分析する

まずは、あなたのフォロワーがいつオンラインなのかデータを確認しましょう。X公式の「アナリティクス」機能や、SocialBuのようなソーシャルメディア分析ツールを使って、フォロワーの活動傾向を調べることができます。

  • Xアナリティクスを活用: X公式の分析ツールでは、ツイートごとのインプレッション数(見られた回数)やエンゲージメント率、フォロワーが増減した日時など様々なデータが見られます。中でもフォロワーが最もアクティブな時間帯を示すグラフは貴重です。自分のフォロワーがどの時間帯によくログインしているか把握し、ピーク時間に投稿を合わせる参考にしましょう。
  • SocialBu等の分析ツールを活用: SocialBuのようなツールを使えば、複数の投稿にまたがる詳細なレポートを確認できます。例えば過去1ヶ月のツイートの反応を比較し、どの時間帯の投稿が平均してエンゲージメントが高いかといったパターンの分析が可能です。こうしたツールは他のSNSもまとめて分析できる利点もあります。

投稿時間を変えてテストする

データから傾向がつかめてきたら、実際に異なる時間帯でツイートして結果を比較してみましょう。これはA/Bテストのような発想です。

たとえば、ある週は朝9時に新記事の告知ツイートをし、翌週は同じ内容を夜21時に投稿してみます。それぞれのリツイート数・いいね数・クリック数を後で比べてみれば、どちらの時間帯がフォロワーに刺さりやすかったかが分かります。また、同じ日に内容を変えて午前と午後に投稿し反応の差を見る、という方法でもOKです。

こうした時間帯のA/Bテストを繰り返すことで、徐々に最適な投稿時間帯が絞り込めてきます。「朝はあまり伸びないけど夜は毎回反応が良いな」など傾向が見えたら、今度は夜の中で何時がベストかさらに試す、と段階的に最適解に近づけていきます。

SocialBuの予約投稿機能を使えば、深夜や早朝といった自分では起きていられない時間にもツイートを送信できます。複数の時間帯・曜日で投稿をセットし、自動的に結果を追跡できるのでとても効率的です。手動で実験するのが難しい場合は、こうしたツールに頼るのも一つの手でしょう。

エンゲージメント指標を定期的にモニターする

「最適な時間」は一度見つけたら永遠に不変…というものではありません。ユーザーの生活リズムやXのアルゴリズム変更など、状況は常に変化します。そこで、投稿の反応を継続的に追跡し、調整し続けることが大切です。

具体的には、XアナリティクスやSocialBuのレポート機能でエンゲージメント指標(インプレッション数、クリック率、いいね・RT数など)を定期的に確認します。そして時間帯ごとのパフォーマンスの推移を見て、効果が落ちてきたら新たな時間帯を試す、逆に新たなチャンネルでフォロワーが増えたら改めて分析し直す、といったPDCAサイクルを回しましょう。

ある調査によれば、定期的なモニタリングと最適化の積み重ねによりエンゲージメントが20~30%向上したという結果もあります。つまり、一度仮説を立てて終わりにせず、データを見ながら常に改善することで、長期的に見て大きな成果につながるわけです。

投稿コンテンツのタイプに配慮する

前述したように、どの時間帯が良いかはコンテンツの種類によっても左右されます。ですから、時間帯の実験をする際も投稿内容のジャンルを考慮に入れる必要があります。

例えばビジネス関連学びに役立つ情報は平日の日中にこそ反応が高いかもしれませんし、エンタメ系趣味の話題なら夜や週末の方が人々の心に刺さるでしょう。自分のアカウントの過去の投稿を振り返り、「どういう内容をいつ投稿した時にバズったか?」を分析することも有効です。その上で、内容ごとに適した時間帯に投稿するよう工夫しましょう。

なお、SocialBuなどのツールには「Content Suggestions」(コンテンツ提案)機能があり、人気のツイートや自分のフォロワーにウケているテーマを教えてくれるものもあります。そういった機能を使って、自分のフォロワーに刺さりやすいコンテンツと投稿タイミングのヒントを得るのも良いでしょう。

季節変動に合わせて柔軟に調整する

前述した季節イベント年中行事によってXのユーザー行動は変化します。例えば夏休み中は平日の利用が減るかもしれませんし、大きなイベント中は夜中でも皆起きているかもしれません。こうした変化に対応して、あなたの投稿戦略も柔軟にアップデートすることが大切です。

常に同じ時間帯ばかり狙っていても、季節要因で効果が薄れることがあります。逆に「普段はこの時間に投稿しないけど、今日は特別」と時間帯をずらすことでヒットする場合もあります。たとえば夏休み期間は投稿時刻を少しシフトする、年末年始は通常より頻度を上げてみる、イベントがある日はその前後に集中して投稿する等、状況に応じた戦略変更を厭わないでください。そうすることで年間を通じて安定した成果が得られるでしょう。

ブログ・note・アフィリエイトへの応用アドバイス

最後に、ここまでの投稿時間戦略をブログやnoteの集客、アフィリエイト収益向上に活かすためのポイントを整理します。ターゲットとなる読者層を意識しつつ、以下の点に気を付けてみましょう。

  • ベストな時間にリンクを投稿: フォロワーが最もアクティブな時間帯に、あなたのブログ記事やnoteのリンク、アフィリエイト商品の紹介をツイートしましょう。人が多く見ているタイミングならクリック率も自然と上がります。逆に深夜や早朝など人が少ない時間の投稿だと、せっかくのリンクが埋もれてクリックされないまま終わってしまう可能性が高いです。自サイトへの集客や売上アップを狙うなら、リンク投稿は必ずゴールデンタイムに!
  • 魅力的な文言と画像で注目を集める: 単にリンクを貼るだけでなく、ツイート文にも工夫が必要です。「◯◯する3つのコツをブログで解説しました!」など、読むメリットが伝わる紹介文を添えましょう。さらにアイキャッチとなる画像や短い動画クリップを付ければ、視覚的に目を引きクリック率向上に直結します。特に日中の忙しい時間帯は、テキストだけより画像付きツイートの方が人目に留まりやすいです。画像は商品写真やブログの図表など何でもOKですから、積極的に活用しましょう。
  • フォロワーとの信頼関係を築く: アフィリエイトリンクを踏んでもらうには、日頃からフォロワーに「この人のオススメなら信頼できる」と思ってもらうことが大切です。そのため普段から有益な情報発信を続けたり、リプライにも丁寧に返事したりして、信頼関係を構築しましょう。そうした地道なエンゲージメントの積み重ねが、いざリンクを紹介した時のコンバージョン率向上につながります。家電レビューを普段から詳細にしている人のリンクなら「この人が推すなら買ってみよう」と思ってもらえますよね。
  • 複数回・複数経路でアプローチ: ブログ更新や新しいアフィリエイト案件を紹介する際、一度のツイートだけでは全員に届かない可能性があります。タイムラインは流れ続けるので、見逃すフォロワーも多いからです。重要なお知らせは時間帯を変えて何度か告知したり、X以外のSNS(InstagramやFacebook)やメールマガジンでも情報共有したりして、幅広くアプローチしましょう。X上では同じ内容を日に2回まで時間を変えて投稿してみる、といった工夫も効果的です。ただし頻度が多すぎてスパムにならないよう注意は必要です。
  • 成果を分析して改善: Xからブログ・noteにどれだけトラフィックが来たか、またアフィリエイトのクリック数や購入数など、可能であれば成果指標を計測しましょう。Xアナリティクスでは各ツイートのリンククリック数も把握できますし、Google Analyticsを使えばX経由でブログに訪れたユーザー数や行動も追跡できます。これらを活用して「この商品の紹介は金曜夜より土曜朝の方がクリック率が良かった」「平日昼に告知したnote記事は学生フォロワーが多く読んでくれた」など、自分のケースでの傾向を掴み、次回の戦略に活かしてください。分析と改善を繰り返すことで、ブログ・アフィリエイト運用の効率は飛躍的に上がります。

まとめ

Xでベストな投稿時間を見つけるのは、一朝一夕に完璧な答えが得られるものではありません。しかし本記事で紹介したデータや傾向を参考に、実際に色々な時間帯で試行錯誤してみれば、きっと今までより反応が良い「自分の黄金タイム」が見えてくるはずです。

アート作品の発信でも、ビジネス目的でも、ただ趣味でつぶやく場合でも、投稿のタイミングを少し意識するだけでエンゲージメントが大きく変わる可能性があります。常に実験し、状況に応じて柔軟に戦略を変えつつ、あなたのフォロワーに響くベストな時間帯を探してみてください。そして忘れてはいけないのは、X上で成功するためにはタイミングだけでなくコンテンツの質も重要ですし、ユーザーの習慣も日々変化するということです。最適時間はゴールではなくスタート地点と捉え、得られたエンゲージメントのデータをもとに改善を繰り返すことが肝心です。

もし運用をもっと効率化したいなら、ツールの力を借りるのもおすすめです。例えばSocialBuのようなサービスを使えば、投稿の予約や分析が簡単にでき、最適時間の発見や管理がぐっと楽になります。ぜひ便利な機能も活用しながら、X運用を楽しんでくださいね。

あなたのツイートがより多くの人に届き、ブログやnote、アフィリエイトの成果につながることを応援しています!👍


よくある質問(FAQ)

Q. 写真やイラストはいつ投稿するのが一番効果的ですか?

A. イラストなどアート系コンテンツは月~金の平日朝9~11時頃が狙い目です。また、写真画像をシェアするなら火曜と木曜の14~15時がもっとも効果的とのデータがあります。平日の日中は視覚的な投稿が注目されやすいので、この時間帯に作品画像や写真を投稿してみてください。

Q. 最適な投稿時間を見つけるのに役立つツールはありますか?

A. ソーシャルメディア管理ツールのSocialBuなどを活用すると、ユーザーの活動時間帯やエンゲージメント傾向を分析して最適な投稿時間を知るのに役立ちます。また、X公式のアナリティクス(分析)機能も無料で利用でき、自身のフォロワーに効果的な時間帯を見極める手がかりになります。ツールを使ってデータに基づいた戦略を立てることで、効率良くベストタイミングを発見できます。

Q. 朝と夕方ではどちらが投稿に向いていますか?

A. あなたのフォロワー次第ではありますが、一般論では午前8~10時夕方18~21時がX全体でユーザーの多い時間帯とされています。特にエンゲージメントを狙うなら、朝7~9時夜20~23時あたりを試してみると良いでしょう。通勤時間や就寝前の時間帯で、多くの人がスマホを手に取る傾向があります。

Q. 夕方に投稿する場合、何時頃が効果的ですか?

A. 平日の場合、夕方18~21時がベストです。仕事や学校が終わって自宅でくつろいでいるフォロワーにリーチしやすい時間帯です。一方、週末に夕方以降で狙うなら平日より少し早めで、午前11時~午後5時の間にエンゲージメントが高まります。土日はいわゆる「夕方」より昼過ぎから夕方にかけてアクティブユーザーが多いようです。

Q. 投稿時間を左右する要因には何がありますか?

A. フォロワーの属性(年齢層・地域・性別など)、投稿するコンテンツの種類、扱うジャンルや業界、そしてXのアルゴリズム変更などが影響します。例えばフォロワーが学生なら授業の合間や夜遅くがベストかもしれませんし、社会人中心なら通勤時間や昼休みが狙い目になります。また国内向けか海外向けかでも最適時間は異なります。自分のフォロワー層の生活パターンを踏まえて最適な時間帯を考えるようにしましょう。

日本人向けX活用術

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この記事を書いた人

プログラミング、ゲーム、ガジェットが好き。技術ブログを書くことは自分の役に立つのか?を検証。まったり情報発信しながら少しでも誰かの役に立てれば幸いです。

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