Valetを使ってMacのPHP環境を最速で構築する方法【初心者向け】

目次

ValetでMacにPHP環境をインストールする方法

PHPインストール方法をいくつかピックアップ

phpenv

  • phpenvはrenvにインスパイアされたPHPバージョン管理ツール。便利なので昔から愛用。
  • セットアップに割りと手間がかかり、直近の環境でPHP8.3.7のインストールを試みた時はlibiconvのエラーが出て解決できない状況が発生していました。

Homebrew

  • brew install php@[バージョン]にてインストール、リンクを切り替える方法。
  • homebrewを利用するので一番手っ取り早いが若干管理が面倒か。

Docker

  • 異なるPHPバージョンを含むコンテナをセットアップすることでシステム全体に変更を加えることなく、プロジェクトごとに異なる環境を用意できる。
  • MacであればDockerDesktop for Macが必要。
  • PHPのバージョン管理は自前で行う。イメージの管理などもあるので手軽とは言い難い。

結論

  • Valetを利用します。

Valetとは?

  • valetはmacOS上で開発環境を簡単に構築するためのツールです。
  • 主にLaravelのプロジェクトで利用されますが、複数PHPバージョンのインストールも簡単に可能です。
  • laravelでちょっとした開発など行いたい時にあると便利そう。

セットアップ手順

環境

  • Mac OS(Sonoma 14.1)
# homebrewがなければインストール
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

brew update
brew install composer
# Valetのインストール
composer global require laravel/valet
vi ~/.zshrc
# 以下を末尾に追加
export PATH=$PATH:$HOME/.composer/vendor/bin
# 保存後再読み込み
source ~/.zshrc
valet install

# PHP7.4をインストール&切り替え
# 古いPHPはソースからコンパイルするので時間がかかるかもしれないとのこと
valet use php@7.4
php -v
PHP 7.4.33 (cli) (built: Apr 12 2024 22:29:56) ( NTS )
~略~

# PHP8.3をインストール&切り替え
valet use php@8.3
php -v
PHP 8.3.7 (cli) (built: May  7 2024 16:35:26) (NTS)
~略~

# インストール済PHPバージョン
brew list | grep php
php
php@7.4
  • 途中何のトラブルもなくインストールが完了しました。

アンインストール手順

valet stop
valet unsecure --all
rm -rf ~/.config/valet
composer global remove laravel/valet
brew uninstall nginx
# Error, Warning時 指示に従う
brew uninstall dnsmasq
brew list | grep php
# 表示されたパッケージをアンインストールする
brew uninstall php
# Error, Warning時 指示に従う
brew uninstall composer
brew cleanup

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この記事を書いた人

現役エンジニア。仕事とガジェットが好き。技術ブログを書くことは自分の役に立つのか?を検証。まったり情報発信しながら少しでも誰かの役に立てれば幸いです。

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