Chrome拡張はとても便利ですが、最近はサポート終了やストアからの削除により新規インストールができなくなるケースが増えています。
特にSelenium IDEのような便利な拡張は、使えなくなると困る方も多いはず。
この記事では、そんな「公式サポート終了後もChrome拡張を使い続けたい!」という方向けに、非公式ながらも安全に利用できるインストール手順と注意点をわかりやすく解説します。
なぜChrome拡張のサポートが終了するの?
Chromeはセキュリティを強化するため、拡張機能の審査が厳しくなっています。古い拡張は、
- ユーザーデータの扱いの甘さ
- 不必要な権限を持っていること
- 古いAPIを使っていること
などが理由で順次サポート対象外に。
さらにApple StoreやGoogle Playのスマホアプリでも同じような動きがあり、古いアプリは使えなくなる例が増えています。
こうした変化により、公式ストアから非対応の拡張が消えていくのです。
事前準備:非公式インストールに必要なもの
今回の主役は「Selenium IDE」拡張の古いバージョン(v3.9.0)。
利用には以下を用意してください。
- Selenium IDEのzipファイル(GitHubからダウンロード)
- Chromeのデベロッパーモードをオンにする
GitHubリポジトリはこちらから:
Selenium IDE公式GitHub
リリースページで「v3.9.0」を探し、「selenium-ide.zip」をダウンロードしてください。
解凍後に「manifest.json」があることを必ず確認しましょう。
※同じ v3 でもファイルが存在しない場合があります。
Chromeでの具体的なインストール手順
- Chromeで「chrome://extensions」を開く(URLに直接打ち込んでもOK)
- 右上の「デベロッパーモード」をオンにする
- 「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」をクリック
- 解凍したフォルダを選択する
これで古い拡張の読み込みが完了です。
複数のバージョンがあるとエラーになることがありますので、不要なものは削除してください。
安全に使うために知っておきたい注意点
- セキュリティリスク:非公式インストールは公式のチェックを通っていないため、マルウェア混入の可能性があります。
- 動作保証なし:Chromeの更新で動かなくなることはあります。
- 互換性問題:他拡張やブラウザ本体と衝突する場合もあります。
信頼できるGitHubなどの公式ソースからのみダウンロードし、使う際は自分のリスクであることを必ず理解しましょう。
まとめ
公式がサポートを終了しても、手動で古いChrome拡張を使う方法はあります。
ただしリスクも伴うため、十分注意しながら利用することが大切です。
長く愛用してきた便利な拡張を手放したくない方は、この記事を参考にぜひ試してみてくださいね。